給食指導に4時間 トイレに行けず園児が失禁 他に人格尊重しない言葉づかいなども疑われ第三者委設置へ 保育士6人自宅待機 園長が辞職 三重・桑名市の認定こども園

三重県桑名市の「こども園」で、園児に4時間にわたって給食を食べさせるなど、不適切な行為があったとされる問題で、桑名市は近く第三者委員会を設置し再発防止策を検討すると発表しました。
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(桑名市 伊藤徳宇市長)「4時間給食、トイレに行けなかった」この問題は、桑名市にある私立「長寿認定こども園」で、ことし2月から3月にかけ給食を食べきれなかった1人の園児に対し、保育士が約4時間にわたり給食を食べるよう指導を続けたものです。園児はその間、トイレに行けず失禁してしまったということで、ことし3月に保護者から市に相談があり、桑名市が事実確認を進めています。
CBC
桑名市によりますと、このこども園では他にも保育士が園児に対し執拗に強い口調で話したり、人格を尊重しない言葉遣いをするなど問題行為が疑われるということで、現在、保育士6人が自宅待機、園長は5月7日付で辞職したということです。
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(桑名市伊藤徳宇市長)「市内の園で二度と、このようなことが起きないよう対策を講じる」桑名市では今月中旬までに調査結果をとりまとめ県に報告する予定ですが、近く第三者委員会を設置し再発防止策を検討すると発表しました。このほか、桑名市内の保育園の職員らを対象に研修会を開くなどして、再発防止に努めるとしています。