おととし9月、愛知県知立市の女性から住宅の建築工事の手付金50万円をだましとった詐欺の疑いで、44歳の住宅メーカーの社長が逮捕されました。この住宅メーカーは当時、経営破綻が見込まれていたということです。
逮捕されたのは、尾張旭市の住宅メーカー「アポロホーム」の社長、永指秀明容疑者(44)です。
永指容疑者は2021年9月、会社が債務超過で住宅を建てられない経営状態だったにもかかわらず、知立市の女性(28)から住宅の建築工事の手付金50万円をだまし取った疑いが持たれています。
2021年10月以降、契約金をだまし取られたという相談が警察に相次ぎ、事件が発覚しました。
アポロホームは2021年11月に破産手続きが始まっていましたが、永指容疑者は女性に対し、「今回の工事の総額は1000万円で、来月から土地工事が始まります」などと伝えていたということです。
警察は永指容疑者の認否を明らかにしていませんが、余罪を追及する方針です。