群生は珍しく…初夏の訪れを告げる『セッコク』の花が見頃 大木等に根を張るラン科の植物 三重・紀宝町

三重県紀宝町で、初夏の訪れを告げる「セッコク」の花が見頃となり、甘い香りを漂わせています。

セッコクは、大きな木の幹や岩肌などに根を張って育つラン科の植物で、毎年この時期に可憐な花を咲かせます。

紀宝町の神内神社の境内では、樹齢800年ともいわれる御神木などに2cmから3cmほどの花が開き、甘い香りを漂わせています。

今年は例年より1週間ほど早い、5月初めごろから花が開き始めました。

セッコクは乱獲などの影響で数が減っているため、群生しているのは珍しいということで、見頃は5月末まで続きます。