73歳男、自宅に火をつけ自分で消し止め逮捕「死にたいけれど死ねない」知人女性に連絡

埼玉県蕨市で、自身が居住する県営住宅の部屋に火をつけて燃やそうとしたとして、73歳契約社員の男が逮捕された。

警察によると、男は5日午後7時頃、自身が住む県営住宅の部屋に火をつけ、室内を燃やそうとする。その後、男はなぜか自ら火を消し止めた。8日午前になり、知人女性が男から「死にたいけれど死ねないという連絡があった」と通報。駆けつけた警察官が、床が焦げている様子を発見し、現住建造物放火未遂の疑いで逮捕した。

取り調べに対し、男は「火をつけたことは間違いない」と容疑を認めているとのこと。一歩間違えれば、多くの人が亡くなる可能性も否定できなかった男の放火未遂だが、燃え広がるようなことはなく、男に怪我もなかった。

>>35歳男、店に火のついた火炎瓶を投げ込んで逮捕「燃やすために投げてはいない」と供述<< この事件に、ネット上では「迷惑すぎる。巻き添えになる人が出なくて本当に良かったと思う」「自分の知人は他人の放火に巻き込まれ、PTSDになった。けが人や延焼がなかったから罪が軽いというわけではない」「仕事をしているようで、年金暮らしというわけでもなかった様子。行動は許されないが、死にたくなった理由は気になる」「これが本当にマッチポンプということなのだろうか。情けない」などと憤りの声が上がる。 一方で、「他人を巻き込むようなことをするな。こういう人間が一番迷惑だよ」「この世に未練があるのだから、この事件をきっかけに必死で生きてみてはどうか」という指摘も出ていた。