石黒菖 気象予報士がお伝えする〈新潟の天気〉
11日もスッキリとはれて気持ちの良い青空が広がっていましたね。11日、県内に晴れをもたらしたのが、高気圧ですが、この高気圧動きがゆっくりです。そのため、12日も引き続き高気圧に覆われるため、青空が続きそうです。
ただ、この天気は12日までになりそうです。12日から14日までの新潟市中央区の天気予報ですが、土日は曇りや雨になりそうなので、洗濯など12日の晴れ間を活用するようにしてください。
12日の気温は、4月下旬~平年並みと、11日とほぼ同じくらいで、日があるところではぬくもりを感じられそうです。土曜日や日曜日も気温は平年並みで、11日や12日と大きく変わらないんですが、この天気の影響で日ざしが届きません。
日中もヒンヤリと感じそうなので、お出かけの際は薄手の上着があったほうが良さそうです。
11日も発表された北陸地方の1か月予報です。この先1か月の気温と日照時間と降水量の見通しなんですが、まず気温から見ていきましょう。
新潟市中央区の平均気温ですが、この気温よりも平年並みか高くなる傾向です。日照時間も平年並みの予想なので、晴れていれば暑くなる日も出てきそうです。熱中症に注意が必要になりそうです。
そして、降水量は、ほぼ平年並みの予想になっています。
ただ5月・6月の雨ということで、そろそろ気にしたいのが梅雨です。新潟県を含む北陸地方では、梅雨入りの平年は6月11日ごろになっています。
日本気象協会によると、梅雨入りは平年並みの予想です。去年の梅雨入りの発表は平年よりも5日早い6月6日でした。そして、梅雨入りの平年が最も早い沖縄は5月10日ごろですが、現時点で、まだ梅雨入りが発表されていないので、沖縄ではすでに平年よりも遅い状況になっています。
ただ、来週あたり沖縄で梅雨入りが発表されるかもしれません。そして平年が最も遅い東北北部は6月15日ごろになっています。北海道の方が遅いんじゃないの?と思った方もおられるかもしれませんが、実は北海道は梅雨の影響をほとんど受けないので、そもそも梅雨入りの発表というのを行っていないんです。
県内では梅雨入りまでまだ一か月近くありそうですが、今からできる対策をなるべく早く進めていきたいですね。
【12日のポイント】
12日まで青空が続きそうです。日ざしを有効活用してください。