気を引き締める“看護の現場” 「入院患者は感染症リスク高い」5類移行後も緊張感胸に【新潟】

看護の現場では気を引き締めながら、新型コロナウイルス“5類移行”という大きな変化に対応しています。

【松村道子キャスター】
「5月12日は『看護の日』。看護の現場で功績のあった皆さんが表彰を受けています」

近代看護の礎を築いたナイチンゲールの誕生日にちなんで、5月12日に制定された『看護の日』。

表彰を受けた看護師は、新型コロナの5類への移行を注意深く見ていました。

【柏崎総合医療センター 金泉まゆみ 看護部長】
「世間の対応と少しギャップを感じるところはある。だいぶ開放的になってきているが、5類になっても感染性は変わりない。病原性も変わらない。院内の感染対策としては、引き続き行っていく」

【県立柿崎病院 横尾容子 副看護師長】
「入院している患者は、感染症のリスクが高い方だし、スタッフ自身が感染しないように、引き続き、気を引き締めていきましょうと、取り組んでいる」

【佐渡市立両津病院 地域医療部 三好君江 副部長】
「(佐渡の)島の中で(治療を)完結していかなくてはいけない。観光もスタートしているので、観光客についても、場合によっては患者として来られているので、(受け入れ体制などを)どうしていくのが正解なのか?というが、今の正直な感想」

【三之町病院 清水朋宏 看護師長】
「我々は脳外科がメインで、救急もやっているので、ふいに感染している患者が来ることもある。(感染を)なかなかブロックできないところもあると思うが、(この3年で)ノウハウがついていると思うので、それを応用しながらやっていきたい」

病院の特性や地域性に沿う中で看護の現場は、それぞれが緊張感を胸に、5類移行の変化に対応しています。