“新潟の魅力”を各国にPR!G7歓迎レセプション 地元酒造の“日本酒”で乾杯「おもてなしを」

5月11日に開幕したG7財務大臣・中央銀行総裁会議は、12日も議論が行われています。

参加国に新潟をPRする絶好の機会となっていますが、11日開かれた歓迎レセプションでは、食・文化の魅力を発信しました。そのPR効果に期待する声も上がっています。

【記者リポート】
「会議2日目を迎えました。12日も厳重な警備体制の中、今まさに、この中で各国の話合いが進められています」

新潟市中央区で開かれているG7財務大臣・中央銀行総裁会議。

各国や国際機関などから約650人が参加し、11日はロシアによる侵攻が続くウクライナへの支援などを話合いました。

この重要な会議に先立ち、11日行われたのが、新潟の魅力を詰め込んだ歓迎レセプションです。

会合では、佐渡市を拠点に活動する太鼓芸能集団・鼓童が和太鼓のパフォーマンスをしたほか、古町芸妓が華やかな舞を披露し、代表団を魅了しました。

【花角知事】
「開催県の知事として、皆さんに『新潟に来てよかった』と、そして『また来たい』と思ってもらえたら何よりもうれしい」

四斗だるを割り、幕が開けた国際会議。ここで使用された日本酒が…

【新潟市 中原八一 市長】
「石本酒造さんの越乃寒梅を使わせていただいた。大変、皆さんから喜んでいただいたと思っている」

【桶屋美圭アナウンサー】
「今回、乾杯酒で使われたのは、新潟市江南区に本社を置く石本酒造がつくる新潟県民から長年愛されている日本酒です」

【石本酒造 石本龍則 社長】

「非常にうれしかった。」

喜びを口にするのは、石本酒造の石本龍則社長です。

【石本酒造 石本龍則 社長】
「新潟市で開催されるイベントでもある。ぜひ、新潟市からのお酒を“おもてなし”として出していただければという気持ちだった」

今回、提供されたのは越乃寒梅の中の、純米大吟醸『無垢』。

【桶屋美圭アナウンサー】
「飲み口はスッキリとしていて、すーっとのどに入っていきますが、その中で米のうまみが感じられます」

『無垢』という名前には、「濁りがなく、まっさら」という意味が込められています。

【石本酒造 石本龍則 社長】
「皆さんが同じ気持ちで、濁り・わだかまりのない中で、和やかに乾杯してもらうというところに、この無垢という名前がぴったりだろうと」

この思いが通じたかのように、乾杯後は升を片手に、にこやかに新潟の食を堪能した参加者たち。

【石本酒造 石本龍則 社長】
「人と人の間にお酒があるということを思い出していただいて、また新潟に県外・海外からのお客様にぜひ来ていただきたい」

新潟の魅力を発信する機会ともなっているG7財務大臣・中央銀行総裁会議は13日まで開かれます。