手付金50万円だまし取った疑いで社長逮捕 「アポロホーム」破産で住宅工事は止まったまま 審査通過前から違法に工事開始か 愛知・尾張旭市の住宅メーカー

住宅建設の手付金をだまし取ったとして、愛知県尾張旭市の住宅メーカーの社長が逮捕された事件で、この会社が違法な状態で住宅工事を始めていたとみられることが新たにわかりました。
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鉄筋がむき出しのまま、工事が途中で止まった住宅。この時点で、すでに完成予定日から1年以上が過ぎていました。(愛知建築士会 石井隆司副会長)「だいぶ崩れてきている状態なので、このまま放置するのは良くない。大きい地震や台風が来たら、弱いところが崩れる」
CBC
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ここには、愛知県尾張旭市の住宅メーカー「アポロホーム」が家を建てる予定でした。2021年9月、愛知県知立市の女性から、住宅の建築工事の手付金50万円をだまし取った詐欺の疑いでアポロホームの社長、永指秀明容疑者(44)が逮捕されました。
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その後の関係者への取材で、アポロホームは建築基準法で義務付けられた、住宅を建てる前に検査機関が行う審査に通っていない状態で、工事を始めていたとみられることが新たにわかりました。
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上の画像は、2021年5月に撮られた写真。建物の基礎工事が行われていますが、この家の建設の審査が通ったことを示す「確認済証」が交付されたのは、その年の8月。審査が通る3か月以上前から工事を始めていて、法律違反にあたる可能性があります。
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結局、アポロホームはここに家を建てることはなく、その年の11月に破産手続きを開始しました。
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また、捜査関係者によりますと、アポロホームは住宅を建てる際にずさんな工事を繰り返し、客からのクレームが入ると、その都度、追加で工事を行っていたといいます。
(逮捕前の永指容疑者)Q.だますつもりがあったか なかったかも言えない?「だますつもりはなかったです。以上です」
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アポロホームが客に住宅を引き渡していない事例は20件以上あり、これらの契約で客からは約7億5000万円が支払われていたということです。警察が余罪についても調べを進めています。
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