マクドナルドの「カタカナ看板」、激レアになっていた 20年間の変化に愕然…

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老若男女問わず、多くの人に愛されているマクドナルド。突然だが、マックの看板を思い浮かべてほしい。赤色に白抜きの文字で「マクドナルドハンバーガー」と書かれた看板を想像した人もいるのでは。
この「カタカナ看板」はいま、どうなっているのか…。
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現在、マックの看板の大半はシンボルマークである黄色い「M」と、英語で「McDonald’s」という文字が記載されている。以前は「マクドナルドハンバーガー」とカタカナで記載された看板もあった。
だが、最近はこの「カタカナ看板」はめっきり見なくなった気がする。今年初め、ネット上でこの看板が注目される出来事が。

東京・目黒区にある駒場東大前店が1月31日で閉店したのだが、こちらの店舗には「マクドナルドハンバーガー」と「カタカナ看板」が掲げられていたのだ。この看板を珍しがる人が続出した。
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実際、ネット上では、「このカタカナの看板懐かしい」「もうかなり少ない気がする」「最後に見たのいつか思い出せないレベル」など、驚きの声が多数見受けられる。
また、「地元のマックこれなんだけど、あと何年残ってくれるだろうか…」「今や全国的にかなり珍しいので、見つけた瞬間込み上げてくるものがあった」「この前、偶然見つけて涙出た」など、遭遇した人からは感動する声も…。

普段、あまり意識していなかったが、現在「カタカナ看板」はどれくらいあるのだろうか。
4月下旬、都内のマックを見て回った。やはり目に付くのは、「McDonald’s」と英語表記のものばかり。

6店舗足を運んだが、カタカナ表記の看板は確認できなかった。都内になくても、地方には残っているはず。そう思い、取材日以降、仕事で地方に訪れた際にマックの看板をチェックした。
しかし、とうとう発見できず終わることに。30代の記者が幼い時分は当たり前にあったが、今やこれほど貴重な存在になっていたとは…。
「カタカナ看板」はいつまで使われていたのか。マックを運営する日本マクドナルドに問い合わせたところ、「2003年頃まで使用しており、現在も一部店舗で使用しております」(日本マクドナルド担当者)とのことだった。
新しい店舗をオープンしたり、店舗を改装するなどのタイミングで英語表記の看板に変更しているという。つまり、「カタカナ看板」の店舗が新しくできることはないのだ。20年間でここまで変わっていたとは驚きである。
カタカナと英語表記の店舗で、提供されるメニューに違いはあるのだろうか。こちらの疑問をぶつけたところ、担当者からは「看板の表記による店舗の形態の違いはございません」という回答が。
家の近くのマックの看板がカタカナの人は、記念撮影しておいたほうがいいかもしれない。