ボタンの花びらはお酒に! “花の島”佐渡市で春の花・初夏の花が競演♪【新潟】

季節ごとに美しい花が咲く新潟県佐渡市は、“花の島”としても親しまれています。春の花、初夏の花が咲き競う景色をお届けします。

5月初旬、大佐渡スカイラインで見頃を迎えていたのは「千竜桜」。

いくつもの竜が首を伸ばしているように見えることから、写真家・天野尚さんが名付けた桜が力強く咲いています。

【観光客】
「今の時期に桜が見られるなんて思いもしなかった」

一方、世界文化遺産登録を目指す佐渡金山の周辺では、フジが観光客を出迎えています。薄紫色の淡い花が北沢浮遊選鉱場に優しい彩りを加えていました。

その佐渡金山から採掘した金や銀を積み出す港として栄えた大間港では、ムラサキツメクサが柔らかな日差しを浴びて風に揺れていました。

約1000本のボタンが咲き誇ることで知られる長谷寺で行われていたのは…

【長谷寺 富田宝元 住職】
「花びらを酒に使う。今、こうやって干している」

地元の酒造会社と協力してつくる“ボタン酒”の原料となる花びらの日干し。今年は悪天候の日が少なく、多くの花びらを摘み取ることができたと言います。

長谷寺では今後、ツツジやサツキが見頃を迎えるということです。

また、外海府の海岸では、ハマヒルガオやイワユリ・ハマエンドウなどが次々に開花。

【地元の人】
「最高。いっぺんに咲いた」

花の島・佐渡。5月下旬にはトビシマカンゾウが見頃を迎えます。