救助隊の訓練で河川敷の対岸に“救命ロープ”渡すための銃を発射も…走行中の車にロープが接触【新潟】

新潟県長岡市は16日、救助隊の訓練で事故が発生したと発表しました。

事故があったのは16日午前10時25分ころ、長岡市下山町のフェニックス大橋です。

長岡市消防によりますと、救助隊の流水救助訓練中に、右岸河川敷から対岸へ救助ロープを渡すため、「救命索発射銃」を発射したところ、フェニックス大橋上にロープが到達。走行中の一般車両にロープが接触し、車両の一部が損傷したということです。人的被害はありませんでした。

長岡市消防は、発射に必要な充填圧力の設定を誤ったこと、および銃の持ち手の固定が甘く、発射の反動力で銃口が上を向いて角度が変わったことが原因としています。

再発防止策については、前救助隊員へ救命索発射銃の取り扱いについて再教育を実施するほか、発射場所での安全管理を徹底するとしています。

近藤知彦消防長は「今後、このような事案が発生しないように再発防止を徹底させ、市民からの信頼回復に努めてまいります」とコメントしています。