回転寿司店で相次ぐ迷惑行為 AIに「信頼回復する方法」を聞いてみたら…

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SNSで拡散されている回転寿司チェーン店での客の迷惑行為の数々。スシローでは醤油ボトルの注ぎ口を舐め、レーンの寿司に唾液をつける男性客の動画、はま寿司でも他人の寿司にわさびの乗せる動画が撮影・拡散されている。
こうした行為の数々に、ネット上では回転寿司そのものが信用できなくなったとの声も。回転寿司店では今後、迷惑客に対する対応、環境の整備などで利用客の信頼回復をすることが課題となるだろう。
話は変わり、いま対話型AIの『ChatGPT』が話題だ。料理のレシピなど情報検索、創作のアイデア、日常会話、プログラムを書かせるなど、幅広い活躍で注目を集めており、記者も日常的によく利用している。
そんなChatGPTに「利用客による迷惑行為を受けた回転寿司店はどのように信頼回復すべきか」を聞いてみた。
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ChatGPTが出したのは「認識」「対応」「改善」「開示」の4項目。
まずは問題を受け止めて迷惑行為が起きたことを認識し、利用客やスタッフにどのような影響を与えているかを明確にする。次に迷惑行為を行った客に対して適切な処罰や注意などの対応を行うことが重要だという。
この2項目についてあきんどスシローは30日、公式サイトで「お客様との信頼関係を損なう重大な事案であると重く受け止めており」、「早急に警察と相談させていただきながら刑事民事の両面から厳正に対処してまいります」とコメントしている。

ChatGPTが提案した残りの「改善」「開示」について。
問題を解決するための改善策を考えて実行することが大切で、店舗の環境や規則などを見直す。そして、迷惑行為に対する対応や改善策について利用客やスタッフに開示することで、信頼が回復できるという。
なお、ChatGPTに「店舗の環境や規則の見直し」の案について聞くと、「店舗に告知するなど、お客様に遵守すべき規則を明確にすること」「監視システムの整備」「迷惑行為に対する対応方法や予防方法をスタッフにトレーニング」を挙げた。
あきんどスシローは今回の迷惑行為を受け、被害店舗の特定の調査を進めた上で「対象となりうる店舗では消毒などを進め」とコメントしている。
ネット上では「1席に1台監視カメラ」「AIカメラ」の必要性についての声もあり、ChatGPTに倣うのであれば、監視システムも現実になりえるかもしれない。
最後に、ChatGPTは信頼回復を4項目挙げた上で「最終的にはお客様自身がマナーに配慮することが大切です」としている。
(文/Sirabee 編集部・二宮 新一)