サミット開催 地元にはどんな経済効果が?「G7広島サミット」7年前は三重の伊勢志摩サミットで日本酒や「食」が話題 コロナ禍前は観光客数・消費額が過去最高に

いよいよ19日から始まる「G7広島サミット」。世界が注目する政治の舞台になるわけですが、開催地にとってサミットは「どんな効果」が期待できるのでしょうか。7年前のサミットのキーマンを直撃しました。
(大石邦彦アナウンサー)「東京に来ています。こちらが総理官邸です。現在、主の岸田総理は広島サミットに行っているんですが、官邸前は、ご覧のように警察車両が並んでいます。普段からもちろん警備されている場所ですが、今日はいつにも増して警察官が増員されているようです」
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5月19日に開幕するG7広島サミットを前に、18日は各国首脳が続々と日本に到着しました。ウクライナ情勢や核軍縮、経済問題など、世界が直面する様々な課題の議論に耳目が集まる中、現地・広島では厳戒態勢が敷かれ、緊張感も高まっています。
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警戒態勢は名古屋でも。18日午後、名古屋駅に現れたのは2頭の警備犬、駅構内に爆発物などがないか警戒にあたりました。(中村警察署中西紀夫警備課長)「全国警察一体となって警戒警備にあたっていきたい」名古屋駅では19日から21日までのサミット期間中、一部のコインロッカーやゴミ箱が使用禁止となります。
いよいよ始まるG7サミット、7年前は、この地方で…。2016年、三重県志摩市の賢島で「伊勢志摩サミット」が開かれました。地元住民にとっては生活への影響も大きいサミットですが、地域にどのような効果をもたらしたのか。
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サミットを三重県知事の立場として経験した、鈴木英敬衆院議員は…。(前 三重県知事 鈴木英敬衆院議員)「コロナがあったが、2019年くらいまでは観光入込客数・消費額が過去最高になった」
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サミットでは会議のほかに各国の首脳やファーストレディたちが観光名所を訪れたほか、首脳たちが口にした日本酒が話題になるなど、「食」にも注目が集まりました。国内外で三重の認知度が高まり、コロナ禍前には観光客数、消費額ともに過去最高を記録。一方で鈴木議員は、こうしたサミットの効果を一過性で終わらせない事が大切と強調します。
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(前 三重県知事 鈴木英敬衆院議員)「(コロナ禍の落ち込みから)修学旅行も増えているみたい。サミットを生かして、サミットの場を見る。体験・社会学習の組み合わせで修学旅行を(三重県に)呼んでくる。コロナが収束して(これからが)チャンスですので」