中部空港3年連続の最終赤字 国際線旅客数がコロナ禍前の約13% 国内線は回復傾向 犬塚力社長「一日でも早く黒字化に努める」

中部空港がことし3月期の連結決算を発表し、2005年の開港以来初めて3年連続の赤字となりました。
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中部空港は19日、ことし3月期の連結決算を発表し、売り上げは去年の同じ時期と比べ50%増え、およそ245億円でした。
しかし、国際線の旅客数がコロナ禍前の13%ほどだったことなどが影響し、純損益は73億円の赤字となりました。最終赤字は3年連続です。
赤字幅は国内線がコロナ禍前のおよそ8割に回復したことや、免税店などの売り上げが伸びたことでおよそ50億円改善しています。また、旅客数は2025年度までにコロナ禍前と同じ水準の年間1260万人を目指すとし、犬塚力社長は「黒字化の目安は900万人。一日でも早く黒字化に努める」と話しました。