Z世代94%が「低予算デート」に賛成 – 理由は?

セクションエイトは5月17日、「Z世代の恋愛価値観」の調査結果を発表した。調査は2月2日~5日、13~29歳の男女538名を対象に、同社運営の居酒屋「相席屋」によるインターネット調査にて行われた。

「低予算のデートについてどう思いますか?」と質問したところ、94.4%が「賛成」と回答。理由を聞くと、「何かと出費が多い世の中だから」「物価高でお財布状況が厳しい」など現代の若者の貧困化を感じさせられるコメントが多くあがったほか、「低予算の方が何回も遊べるから」「予算内でどう使うか考えるのが楽しい」など、お金がない中でも工夫して楽しもうとするコメントも。

また、「いくらからが低予算と感じるか」と尋ねたところ、「3000円以下」(27.9%)が最も多く、次いで「5000円以下」(21.2%)、「1000円以下」(19%)と続いた。

続いて、「付き合う前の割り勘についてどう思いますか?」という質問をしたところ、77.9%が「賛成」と回答。理由を聞くと、「今のご時世、割り勘もありだと思う」「借りた貸したという関係になりたくないから」「男性の方が稼いでいる時代でもないと思うから」「自分が全額払えないから」といったコメントが。

一方、「付き合ってからの割り勘」に「賛成」したZ世代は84.2%。こちらも「自分が全額デート代を出すことを継続できるほどお金に自信がないから」「負担をかけてそれが原因で別れたくないから。今の時代共働きが普通だと思うし、必ずしも男性のほうが収入がいいとは限らないから」など、低予算デートについての質問と同様のコメントが多く挙がった。

また、「給与や金銭的な話をすることについてどう思いますか?」と質問したところ、「抵抗がない」と回答した人の割合は、「付き合う前」が63.8%、「付き合った後」は83.3%という結果に。理由を聞くと、付き合う前であっても「相手の収入もある程度知ってないと後々困ることもあると思うから」「将来を考える上で金銭感覚の一致は大事だから」といった声が上がった一方で、「付き合うか分からない人にお金のことを教えるのは抵抗がある」という意見も。

他方、付き合った後であれば、「結婚後の家計について話し合うことが出来るから」「ある程度のお金が担保できないと結婚や子育ては難しいから」など、子育てや結婚に対する漠然とした不安を感じている意見が目立った。

次に、気になる人に「自分からメッセージを送ること」「自分からデートに誘うこと」についての抵抗感を聞いたところ、「自分からメッセージを送ること」に抵抗がある人は52.4%、「自分からデートに誘うここと」に抵抗がある人は61.5%という結果に。

理由を聞くと、「返事が来なかったり無視されたら嫌だから」「傷つけないかとか迷惑ではないかとか色々考えて結局伝えたい事が伝えられないから」「奥手なためデートに誘うきっかけが難しい」「本当は行きたくないと思われてたら嫌だから」など、なかなか自ら積極的に行動できない現代の若者たちの様子が見てとれた。