愛知県東海市の児童養護施設で、経理担当だった元職員の女性が職員の給与から徴収される税金など計320万円余りを着服していたことが分かりました。
問題が発覚したのは、東海市の児童養護施設「暁学園」で、運営法人によりますと2021年7月ごろから、経理担当をしていた元職員の女性(当時58)が、給与から徴収される職員の所得税や市民税などを着服していたということです。
着服の総額は320万円あまりにのぼり、去年12月東海市役所から「職員の市民税が滞納になっている」などと連絡があったことで、着服が発覚しました。
法人の聞き取りに対し、女性は着服を認め「息子の借金の返済や生活費にあてた」と話しているということです。
法人は女性を懲戒解雇していて、今後業務上横領の容疑で刑事告訴する方針です。