子供に優しい店員 母が「ありがたい、でも…」と遠い目になった理由は?

幼い子供はまだ情緒が発達していないため、自らの感情をうまくコントロールすることができません。
そのため、時に子供は駄々をこねて怒ったり、号泣したりと感情を爆発させ、言葉での話し合いが通じない状況に親を悩ませるのです。
2児の母親である、つっちんち(tucchinchi)さんも、2歳になる息子さんの対応に手を焼く1人。
まだ幼い息子さんは、自分の大好きな物をほんの少しの時間でも没収されると、激しく泣きわめいてしまうのだとか。この年頃の子供には、よくある行動といえます。
そんなある日、いつものように親子で買い物をしていると、親切な店員が声をかけてきて…。
子供が好きなのか、目の前に現れた『小さなお客さん』に温かく接してくれた、年配の女性店員。
親切心から息子さんのチョコレートを小さなビニール袋に入れてくれた…のですが、彼女はバーコードを読み取るという重要な手順を忘れていたのです。
これまでの経験から、息子さんのチョコレートを奪ったら、泣きわめくのは目に見えています。しかし、金銭を払わないわけにはいきません。
案の定、その後は予想通りの展開になり、申し訳なさそうな表情を浮かべる店員を見て、つっちんちさんも罪悪感を覚えてしまったのでした…。
『優しさの凡ミス』によって起こってしまった、切ない展開。これも、子育てが一筋縄ではいかない難易度という表われでしょう。
外出中に子供がかんしゃくを起こした際、周囲の目が気になってしまい、責められているような気持ちを覚える親は少なくないといいます。
大人が2人で努力をしても、子供の感情をうまくコントロールするのは至難の業。社会全体がそれを理解することで、子育てをしやすい社会に近付くといいですね。
[文・構成/grape編集部]