7年ぶりに復活のANA「ポケモンの飛行機」、ついに実機が公開! 目玉は「55mのレックウザ」

6月から運航開始ですが、準備が進んでます!
ANA(全日空)が2023年6月4日より就航させる、ポケモン社とコラボレーションした新たな特別塗装機「ピカチュウジェット NH」。これに先立って、塗装作業が行われている実機の様子が5月22日、台北の桃園空港内にあるEGAT社(Evergreen Aviation Technologies Corporation)の格納庫で公開されました。
7年ぶりに復活のANA「ポケモンの飛行機」、ついに実機が公開…の画像はこちら >>報道陣に公開された「ピカチュウジェット NH」実機(2023年5月22日、乗りものニュース編集部撮影)。
ANAでは2016年まで、テレビアニメやゲームなどで展開されている「ポケモン(ポケットモンスター)」とコラボした「ポケモンジェット」シリーズを運航していました。今回の「ピカチュウジェット NH」は、プロジェクトこそ異なるものの「ポケモン塗装のANA機」が7年ぶりに”復活”した形です。
「ピカチュウジェット NH」はポケモン社が展開する「そらとぶピカチュウプロジェクト」にANAグループが参画したもので、ボーイング787-9国際線仕様機「JA894A」が担当します。塗装作業は5月8日に開始され、機体自体の整備作業と並行して実施されています。EGAT社によると、特別塗装への塗り替え作業は、5月25日に完了予定としています。
「ピカチュウジェット NH」のデザインは「リザードン」「ラティアス」「ラティオス」などの空を飛ぶポケモンたちが世界中から集まって、そらとぶ「ピカチュウ」と一緒にみんなで希望の光へと進んでいる様子が描いているといいます。最も大きな特徴は、大きく描かれたインパクトのある「レックウザ」。機体に描かれている「レックウザ」のペイントの大きさは、公式サイト上の同キャラクターの公表値より遥かに大きい55mにも及ぶとのことです。
なお、機内デザインも公開されており、シートのネイビーカラーを活かした、特別仕様のヘッドレストカバーを設置。機内ではポケモンの世界を感じられるBGM(ボーディングミュージック)が流れるとのことです。CA(客室乗務員)はサービス時、「ピカチュウ」をあしらったブルーとピンクの特別塗装機オリジナルのデザインを着用するほか、温かい飲み物、冷たい飲み物用でそれぞれ異なる、特別デザインの紙コップを使用します。また、同機搭乗時には、記念品も配られる予定です。
この機の国際線定期便就航初便は6月4日午前10時50分発のNH847便(羽田→バンコク)で、その後、2023年10月までは、羽田~バンコク線、羽田~シンガポール線、羽田~ホノルル線などに投入される可能性があるとのことです。同機はこの塗装をまとって、約5年間の運航が予定されています。