今年1月に開かれたバドミントンの北信越大会で、団体・シングルス・ダブルスで優勝し、新潟県勢初の3冠を達成した選手がいます。インターハイ優勝を目指す逸材を取材しました。
新潟市中央区にある北越高校。6月の県総体に向け、練習に励んでいたのが、バドミントン界のミライアスリート・山岸拓海選手です。
【北越高校3年 山岸拓海 選手】
「勝つと、やっぱり気持ちいいというか、やっていてよかったなと思うので、そのために日々頑張っている」
山岸選手は、1月に富山県で開かれた北信越大会に出場し、団体・シングルス・ダブルス全てで優勝。県勢史上初の3冠を達成しました。
【北越高校3年 山岸拓海 選手】
「(3冠とれるとは)正直あんまり思っていなかった。個人はきついなと思う場面が結構あったので、達成できたときはうれしかった」
偉業を達成した山岸選手の強さについて米田健司監督は…
【北越高校バドミントン部 米田健司 監督】
「ショットの正確さ。狙ったところにも打てるし、相手の状況を見ながら判断できる」
そこで、コートギリギリの場所に置いた筒を狙ってもらうと、強烈なスマッシュが見事命中しました!
全国大会での最高成績は、落合優護選手とペアを組んだダブルスのベスト8。
【北越高校3年 落合優護 主将】
「守りというよりも、ガツガツ行くプレーが自分たちの長所だと思う」
強いショットが持ち味の前衛の落合選手を山岸選手が豊富な運動量でカバーします。
【北越高校3年 落合優護 主将】
「全てに気を抜かないプレーというか、練習でも本番をすごく意識している。そういう練習が結果に結びついていると思うし、自分も見習わなきゃと思う」
強さの秘密は、この日の練習にも…
【齋藤正昂アナウンサー】
「ウェアの背中に“神奈川大学”や“法政大学”と名前が入っています。部活のOBがスパーリングパートナーとして、練習に参加しています」
この日は、翌日に国体予選が開かれることもあり、大学生や社会人が練習の相手に。
【法政大学(北越高校出身)鴻江翔伍 選手】
「北越代表としていい結果を聞けるように、自分たちも助けていきたいし、頑張ってほしい」
【北越高校3年 山岸拓海 選手】
「大学生や大人が来てくれるので、高校生にない球で、慣れないところで打つことができる。緊張感というのを大会ではあまり感じなくなってきているし、そういう面ではとても助かっている」
周りのサポートに応えるために、北信越3冠の逸材が目指すのはインターハイ制覇です。
【北越高校3年 山岸拓海 選手】
「地区もシングルスとダブルス、一応優勝したので、県でもしっかり3冠をとって、インターハイでは優勝を狙っていきたい」