激しい火花で犯人も熱そうに…コインランドリーで精算機壊し現金盗もうとしたか 防犯カメラが捉えた一部始終

愛知県豊橋市のコインランドリーで21日未明、2人組が精算機をこじ開けようとした様子の一部始終を、防犯カメラが捉えました。工具を使ってこじ開けようとしたと見られ、映像には激しく火花が散る様子も映っています。 事件があったのは、21日午前3時45分ごろ。愛知県豊橋市中郷町の「コインランドリーMIRROR」に侵入した2人組の犯人は、店の精算機の扉をバールでこじ開けようとします。しかし、頑丈な扉はびくともしません。
<2人組の犯人>「バールではできんの?」「時間かかる」 すると、白っぽい作業服の人物が店の外へ。工具のようなものをもう1人に手渡すと…次の瞬間、大きな音を立てながら激しく火花が飛び散ります。
警察によると、この工具は「ディスクグラインダー」という金属を切断するもので、精算機を破壊し、中にある売上金を盗もうとしたとみられます。コインランドリーMIRRORのオーナー:「ここをバールとか、電ノコっていうんですかね、あれで削られて壊されちゃった。切り刻んでいましたね」 あまりの激しい火花に、犯人が脚にかかった火花を避けて熱そうにする様子も…。
大胆な犯行を続けますが、侵入から6分以上経っても精算機を切断できず、再び力まかせにバールでこじ開けようとします。 しかし、現金を取り出すことはできず、侵入からおよそ7分後…。<2人組の犯人>「来たよ!サツが」「ん?パトカー?」「おい!おい!」 犯行を目撃した通行人が警察に通報。2人は何も取らずに車で逃走しました。 目撃者がいたこともあり売上金は無事でしたが、傷だらけになった精算機を買い替える必要があり、被害は300万円ほどに上るといいます。
コインランドリーMIRRORのオーナー:「なんでわざわざこんなことするのかなって悲しくなりますね。冬用の布団の洗濯とかで需要が増える時期だったので、こういう被害があったのはすごく残念ですね」 愛知県内では、4月からコインランドリーを狙った同様の被害が相次いでいて、警察は窃盗未遂事件として2人組の行方を追っています。