小学校が“救急車呼ばなかった”問題 名古屋市教育委員会が緊急度を4段階に分類「超緊急・緊急は救急車を呼ぶ」基準を通知 去年7月休み時間に転倒した児童が顔骨折

名古屋市の小学校で児童が顔を骨折する大けがをしたにもかかわらず、学校が救急車を呼ばなかった問題を受け、名古屋市教育委員会は緊急度を段階分けして救急車を呼ぶ基準を明確にした手引きを各学校に通知しました。この問題は去年7月、名古屋市昭和区の小学校で当時5年生の男子児童が休み時間に転んで顔を骨折する大けがをしたにもかかわらず、学校が救急車を呼ばなかったものです。
この問題を受け、名古屋市の教育委員会は、学校現場が救急車を呼ぶべきかどうかの判断に迷わないために、名古屋市医師会の助言のもと、緊急時の救急対応に関する手引きを改訂。改訂後の手引きには、症状ごとの緊急度を超緊急、緊急、準緊急、非緊急の4段階に分類して、超緊急と緊急の場合には救急車を呼ぶと、判断基準を明確にしました。
また準緊急の場合でも早めに医療機関にかかることや、判断に迷った際には1つ上の段階の処置を取るよう記されています。
名古屋市教育委員会はこの手引きを今年度から、各学校に通知しています。
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