「石鹸いらないわ」「早く知りたかった」 しつこいニンニク臭を『20秒で消す方法』とは?

ニンニクをはじめ、ネギや生魚など、料理をしていると「手に臭いが残ってしまうのが気になる…」という人も多いのではないでしょうか。
食材によっては石鹸で洗ってもなかなか臭いが取れず、専用の手袋を使って予防しているという人もいるようです。
数ある食材の中でも特に手についた臭いが落ちにくいのが、ニンニク。そこで、本記事ではニンニクの臭いを簡単に消せるライフハックを紹介しましょう。
使うのは、食材を切ったステンレスの包丁のみ。包丁にはね返った水で手を洗うだけで、臭いを簡単に落とすことができます。
「そんな簡単な方法で本当に落ちるの!?」と思ってしまいますが、秘密は臭いの原因となる物質に含まれる成分。
ニンニクや生魚特有の臭い成分は、実はアミノ酸の一種。いずれも水や油とは融和しにくいため、水洗いや石鹸ではなかなか落ちないのだそう。
しかし、この成分は金属の持つ金属イオンと触れることで化学反応を起こし、水溶性に変化するので、簡単に臭いが落ちるのだといいます。
水と触れ合わせて化学反応を引き起こすことが大切なので、乾いた状態の包丁を触るだけでは効果が得られないので注意しましょう。
原理が分かったところで、早速ニンニクを使って試してみました!
使ったのはスーパーに売られている普通のニンニク。
細かく刻んだほうが臭いが強くなるので、みじん切りにしておきます。
半玉ほど刻んだ状態がこちら。指をかいでみると、強烈なニンニクの臭いが…。
ここで、いよいよ裏技の出番です。包丁はニンニクを切った後のものをそのまま使ってOK。水が跳ねるように、包丁は横向きにして少し傾けます。
指先を中心に手をしっかり洗い流していきましょう。20秒ほど洗ったあと、臭いをチェックしてみました。
半信半疑だった筆者は、確認してみてびっくり!あの独特の臭いが、すっかり消えていました。
石鹸や洗剤も使わずに、こんなに短時間で落ちるなんて、今までの苦労は何だったのでしょうか…。
SNS上では、ステンレス製のシンクを使っている人から「流し台で手をこするだけでも効果があった」という意見も見られたので、家庭によってはより取り入れやすくなるかもしれませんね。
ちなみに、この原理を用いて作られた『ステンレスソープ』という商品が、100円ショップ『ダイソー』などでも販売されています。
石鹸のような丸い形と大きさがちょうどいいので、手全体をしっかり洗いたい人にはぴったりです。洗剤のような液体状ではないので、注意してください。
こちらも乾いた状態では意味がないので、水で洗い流しながら使うのがポイント。使用後はソープケースなどで乾かして清潔に保ちましょう。
臭いの強い食品をよく扱うという人は専用グッズがあると頼もしいですが、「まずは簡単に効果を試してみたい」という人は、包丁を使ったライフハックを試してみてはいかがでしょうか。
[文/キジカク・構成/grape編集部]