新潟市は23日、児童相談所の一時保護所で職員が児童の頭を手でたたいたという不適切な行為があったと発表しました。
事案が発生したのは4月16日、一時保護所で食事中、職員が児童の頭を平手で1回たたきました。児童にケガはありませんでした。
新潟市によりますと、一時保護所内の食堂で、職員が児童に対し、食事マナーについて、口頭で複数回注意したものの改善せず、再度注意する際にたたいたということです。食堂には別の職員1人と、小学生以上の児童が18人いました。
20日に児童相談所の職員が情報を得て、事案が発覚。児童をたたいた職員には、事案発覚以降、児童対応はさせておらず、児童と保護者には状況を説明し、謝罪したということです。
また、市の調査で児童は「過去に2回軽くたたかれたことがあった」と発言。職員は「本件以外に児童に注意した際、手が出たかもしれない」と話しているということです。
市は、児童への対応方法の再確認および共通認識を深めるほか、児童が安心して相談できる環境の改善を図る方針です。