電力大手7社による、家庭向け電気料金の大幅な値上げが6月に始まります。少しでも電気料金を抑えるために、各家庭で行っている節電方法を聞きました。
【記者リポート】
「6月から値上がりする電気料金。街ゆく人々は、どのような節電対策を取っているのでしょうか」
【街の人(40代)】
「休みの日だと夜12時くらいまで電気をつけているが、普段は11時にはなるべく消して寝るようにする」
【街の人(20代)】
「昼間はカーテンを開けて明かりを入れる。あとは、使っていないところの電気は消しておく」
【街の人(70代)】
「まめに消すしかない。スイッチを消したり、あとエアコンを外出時には消す」
6月から標準家庭で、1カ月2110円の値上がりとなる電気料金。
各家庭で様々な節電方法が聞かれる一方で、中には、電力会社との契約内容の見直しを考える人も。
【街の人(30代)】
「新電力会社とか何社か見積もりを取って、電気の契約について詳しくなろうかなと思う」
一軒家に3人で暮らし、月々約1万2000円の電気料金がかかっているという篠原さんの自宅でも様々な節電対策が取られていました。
【篠原美智子さん】
「開け閉めを(頻繁に)すると、暖かい空気がどんどん入ってしまい、冷やすための時間がかかってしまう。それが電気代アップにつながるので、できるだけ開け閉めの回数を減らす」
片付け術などのセミナーを開いている篠原さんは、自らの経験を生かして、冷蔵庫の中を整理整頓。1度の開け閉めで、料理などに必要な材料を取り出せるようにしています。
また、お風呂の時間にも工夫が…
【篠原美智子さん】
「今は午後7時とか8時には風呂に入る。7時にスイッチを入れたとしたら、9時には切っているから、(今までの)3分の1くらい」
これまでは、好きな時間にそれぞれ入っていましたが、家族で時間を決めて入ることで、電気代だけでなくガス代の節約にもつながっていました。
【篠原美智子さん】
「『世界情勢がここまで影響するんだな』というのはすごくあったが、そこは責めても仕方ないから、できることに目を向けるという感じ」
電気料金の値上がりを乗り越えるためにも、各家庭の節電対策への工夫も重要です。