会社に立てこもり元社長ら呼び出すよう要求か…51歳男の初公判で検察側「勤務変更した派遣先の対応に不満」

2023年3月、愛知県安城市にある人材派遣会社で、女性従業員を人質に立てこもった罪に問われている男の初公判が開かれ、男は起訴内容を認めました。

岡崎市のトラック運転手・鈴木教仁被告(51)は2023年3月、以前勤務していた安城市内の人材派遣会社で、女性従業員(当時37)の首に包丁を突き付けて立てこもり、元社長らを呼び出すよう要求した罪に問われています。

2時間ほどで確保された鈴木被告は、逮捕後の警察の調べに対し「不当に解雇され腹が立った」と供述していました。

26日の初公判で、起訴内容に間違いがないか問われた鈴木被告は「いえ、ありません」と述べ、起訴内容を認めました。

検察側は「鈴木被告は腰痛を理由に夜勤から日勤に勤務を変更した派遣先の対応に不満があり、説明させたいと思って犯行に及んだ」などと犯行の経緯を説明したうえで、懲役2年6カ月を求刑しました。

弁護側は争わない方針を示しています。