仕事のミスで『罰金』…部下の看護師から1360万円余り脅し取る 病院の元事務部長の62歳女に“実刑判決”

仕事のミスの「罰金」名目で部下の看護師から現金1360万円余りを脅し取った罪に問われた女に、懲役2年6か月の実刑判決が言い渡されました。

名古屋市中村区にある「北林病院」の元事務部長・小河ひとみ被告(62)は、2021年までのおよそ2年間にわたり、部下の女性看護師(当時55)から仕事でミスをした罰金名目で現金合わせて1360万円余りを脅し取った罪に問われていました。

これまでの裁判で小河被告は起訴内容を認めていて、検察側は懲役4年を求刑し、弁護側は執行猶予付きの判決を求めていました。

25日の判決で名古屋地裁は「『罰金を払わなければ殺す』などと強い脅迫をしている」「被害も高額で卑劣かつ悪質な犯行」などとして、懲役2年6カ月の実刑判決を言い渡しました。