自転車の走行ルールが理由だった!?名古屋の歩道はなぜ中央に青い線?電線の地中化工事が終わって「白から青に変わった」謎を調べてみた【チャント!調査隊】

中央に青い線がひかれた歩道が名古屋市にあります。一体これは何のためなのか、そしてなぜ青色なのでしょうか!?視聴者からの疑問をもとに取材しました!
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今回の疑問は名古屋市の50代の女性が、CBCテレビ「チャント!」に送ってくれた上の写真です。場所は名古屋市中川区の交通量の多い市道沿いの歩道。中央に「青い線」がひかれています。
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50代女性からは「電線の地中化工事が終わってから、歩道の白い線が青色に変わりました。なぜでしょうか?」という疑問をいただき、取材を進めました。
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そもそも、この青い線は自転車のためにひかれた線です。原則、自転車は車道を走ることが道路交通法で定められていますが、車道の交通量が多く安全確保が難しい場合などは、歩道の走行が許されています。
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ただし、自転車で歩道を走る場合、実は「歩道の中央から車道側を徐行しなければならない」のです。
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この場合、歩道を自転車で走行する場合は、車道側のエリア(写真では黄色で示しています)を走らなければなりません。一方、歩道に青い線をひく義務はありませんが、歩道を管轄する名古屋市では啓発の意味も込めて、線をひいたといいます。
では、なぜ、青色なのでしょうか?
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2014年に示された警察庁による指針では『車道』に自転車専用レーンを整備する場合、「原則として青色系で」と示されています。今回のケースは歩道ですが、名古屋市では警察庁の指針に則ったといいます。そもそも「青色」が選ばれている理由については、「青色は目に付きやすく、視認性が高いから」と警察は話しています。
自転車で歩道を走る時は「車道寄り」というルールがあるということ、ぜひ覚えておいてくださいね。
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