取引業者への振込先を“自分の口座”に変えたか 市職員の36歳男逮捕 不正による使途不明金2千万円余りか

愛知県尾張旭市役所の会計担当の職員の男が、取引業者に支払う現金の振込先を自分の口座に変えたとして逮捕されました。

逮捕されたのは、尾張旭市役所会計課の職員・成田憲俊容疑者(36)です。

警察によりますと、成田容疑者は1月5日、市役所のパソコンを使って、取引先の業者2社に支払う現金の振込先を自分名義の口座にするためデータを改ざんした疑いが持たれています。

その後、市から相談を受けた警察が、市役所のパソコンを調べるなど捜査を進め、成田容疑者を逮捕。調べに対し「間違いありません」と容疑を認めています。

成田容疑者の不正による使途不明金は2000万円あまりにのぼるとみられ、警察は業務上横領容疑での立件も視野に調べを進めています。