藤井聡太六冠(20)が岩手・三陸鉄道での運転体験で満面の笑顔 “鉄分注入”で31日からの名人戦に向け英気養う

藤井聡太六冠が3連覇を果たした28日の叡王戦第4局。
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その前日の27日、藤井六冠と菅井八段は岩手県の宮古港出崎ふ頭から遊覧船に乗船し、対局前にリラックス。三陸沿岸の景色を楽しみながら、ウミネコへのえさやりも体験しました。
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また、宮古市浄土ヶ浜に設置された献花台に花を手向け、東日本大震災の犠牲者に黙とうをささげました。
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対局から一夜明けた29日、藤井六冠らが訪れたのは東日本大震災の津波被害から3年後の2014年に運転を再開した「三陸鉄道」です。鉄道好きとして知られている藤井六冠。ことし3月に棋王戦で六冠を達成した際の会見で、記者から「棋士としての現在地を新幹線の駅で例えるとどうなるか?」という質問が飛び出した際には…
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(記者)「タイトルの初獲得が名古屋駅で、終点が東京駅とすると今どこを通過中?」(藤井六冠)「タイトルを増やすことは出来ているが、内容的には大変なところが多いので、ゴールに近づいているという感覚はそれほどない。なので、静岡くらいということでお願いします」
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この日の三陸鉄道の訪問は、藤井六冠の希望を受けて実現したとのこと。宮古駅の一日駅長となった藤井六冠は、制服に身を包むと、トリコロールカラーの車両が保管されている基地を訪れ運転を体験。
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約70メートルの距離を走行した藤井六冠は満足そうな表情を浮かべ、その後のあいさつでも満面の笑みを浮かべていました。
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(藤井聡太六冠)「まさか本当に実際の車両で運転体験をやると思っていなかったので、運転免許を持っていないのにいいのかなと思いながら…。緊張したけど素晴らしい経験ができた」
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しばし岩手を満喫した藤井六冠ですが、いよいよ31日からは史上最年少での名人獲得と七冠達成がかかる名人戦第5局に挑みます。対局の舞台は、長野県の高山村にある「緑霞山宿藤井荘」です。
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新たな歴史が作られるのか? 対局に注目が集まります。