5月中は実に10年ぶり…東海地方が『梅雨入り』岐阜県は美濃・飛騨いずれも多い所で1時間に30ミリ予想

名古屋地方気象台は29日、「東海地方が梅雨入りしたとみられる」と発表しました。岐阜県では29日夜のはじめ頃にかけて、大雨となる所がある見込みです。

前線などの影響で、29日朝から東海地方に降り続いた雨。平年より8日早く「梅雨入りしたとみられる」と発表されました。5月中の梅雨入りは実に10年ぶりです。

女性:
「早いなと思いました。ちょうど面接の日に雨がかぶっちゃった。くせ毛なので、髪の毛がちょっとうねうねしちゃうのが大変ですね」

男性:
「嫌ですね、ジメジメして。長くなるような気はするんだけど、早く梅雨明けしてくれればいいかなと」

心配なのは豪雨です。日本海側に伸びた前線に暖かく湿った空気が流れ込むため、岐阜県では29日夜のはじめ頃にかけて、雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる所がある見込みです。

1時間に降る雨の量は多い所で、美濃地方と飛騨地方でいずれも30ミリと予想されています。

雨で濡れた高山市では…。

観光客:
「もうしかたがないですね、それは。どうしようかいなと思って。ホテル帰るか、どうするか」

地元の人:
「台風の動きによって警戒しないかんなとは思うんやけど」

気象台は、雨雲が予想よりも発達し停滞した場合には、警報級の大雨となる可能性があるとして、土砂災害や浸水などに注意・警戒が必要と呼びかけています。