「熱中症リスクが高まる日」を予測して学校へ通知 名古屋市消防局が全国初の取り組み 名古屋で昨年(22年6月~9月)病院に運ばれた7~18歳未満の子どもは93人

今後、ますます暑さが厳しくなると心配になるのが「熱中症」です。名古屋市消防局は、熱中症のリスクを1週間先まで予測して学校へ通知する「全国初」の取り組みを6月1日から始めることになりました。
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名古屋市消防局は過去の天気などから「熱中症リスクが高まる日」を予想し、市内の公立小中学校など415校に通知する取り組みを6月1日から始めます。
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熱中症リスクの予測は名古屋工業大学が行い、過去の熱中症搬送者数と気象データから熱中症警戒の目安のボーダーラインを設定。1週間先までの予報を週に1回、各学校にメールで送ります。
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熱中症リスクを予想して各学校に通知する取り組みは、全国でも初めてだということです。(名古屋市消防局市原康之介主幹)「急に暑くなる日は予測がつかない。熱中症になってしまう。こういったデータを、ぜひ活用していただきたい」
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名古屋市で2022年6月から9月まで、熱中症で病院に運ばれた7歳から18歳未満の子どもは93人で、9月には3つの中学校で合わせて19人の生徒が同じ日に熱中症の症状で救急搬送されました。
市の担当者は、より早く熱中症のリスクがわかることで、学校行事や屋外活動の計画に役立ててほしいと話しています。