31日午前6時半ごろ、北朝鮮が弾道ミサイルとみられるものを発射し、政府は沖縄県を対象にJアラートを発出しました。
沖縄県宮古島市の航空自衛隊の宮古島分屯基地の中には、迎撃用のPAC3が配備されていて、29日まで姿を確認することができましたが、30日からは見ることができなくなっています。
政府は今回、破壊措置は実施していないとしています。
31日午前6時半ごろ、北朝鮮が弾道ミサイルとみられるものを発射したことを受け、Jアラートが島内に鳴り響きました。朝早い時間帯だったということもあり、街は静まり返っていました。
あるホテルの従業員によると「Jアラートが鳴った直後に多くの知り合いから連絡がきた。台風も近づいてきている中で怖い、不安だ」といった声も聞こえてきました。
Jアラート発出を受け、那覇空港と那覇市内などを結ぶ「沖縄都市モノレール」が安全確認のため、全線で一時運行を見合わせました。
那覇空港では、地上作業の中断を余儀なくされ、8便の出発が遅れました。
浜田防衛大臣は、沖縄県内に展開中のPAC3など自衛隊の迎撃態勢について「まだ期間は残っている。その間の態勢は今まで通りだ」と記者団に述べ、維持する考えを示しています。沖縄は今後も緊迫した状況が続くことになります。