就航まで1カ月!新潟発の航空会社“トキエア”社長が抱負語る「緊張感が高まっている」

新潟空港を拠点とする格安航空会社トキエアの就航予定日まであと1カ月となりました。長谷川政樹社長がNSTのインタビューに応じ、就航を前にした思いと運航後の展望を語りました。

【トキエア 長谷川政樹 社長】
「日々の緊張感が、むしろ、今まで以上に、時間軸もあるのでちょっと高まっているっていう、そんな感じです」

6月末の就航予定日を前に、こう語るのは格安航空会社トキエアの長谷川政樹社長です。

今年3月末に国交省から航空運送事業の許可を得たトキエア。

6月末に予定する新潟と札幌・丘珠空港を結ぶ路線の就航に向けて、現在、各部署の連携や緊急時の対応などについて最終確認に入っています。

【トキエア 長谷川政樹 社長】
「飛行機を飛ばすにあたって、それぞれの部署が協力して、連携して飛行機が飛んでいくんですけれども。一体感というか隣の部署ともきちんとコミュニケーションをとるっていう、(社員は)そんな自覚を持って、今、ざわざわと動いていると思います」

また、運航スケジュールや運賃も国と最終調整の段階に。一方…

【トキエア 長谷川政樹 社長】
「北海道の商工会議所とか、いろんなところと連携しながら、”トキエアをまずは知ってもらう”ということが必要なので、そういったPR活動も、今並行して、いろいろ対応しているとこです」

県外でのトキエアや新潟の認知度にはまだ課題もあります。

【トキエア 長谷川政樹 社長】
「文化的なこと、食もそうだが、あとはスポーツ、サッカーもJ1のチームもありますので、新潟県とも一緒に北海道に出向いて積極的にPRをやっていきたい」

こうした中、運航後に目指すのは人の輸送だけではありません。

【トキエア 長谷川政樹 社長】
「なかなか県外に運び切れていない食材なり、なんなりあると思うんですけど、逆に北海道の物も(飛行機で)新潟に午前中のうちには届きますので、空港に行けばこういったものが手に入るとかお客様のところにまで届く仕組み、これは早く確立させたい」

さらに、長谷川社長は積極的に外国人を社員に採用。海外企業との連携や航空人材の育成施設の整備も模索するなど、世界を見据えた組織作りを目指します。

【トキエア 長谷川政樹 社長】
「(海外企業からも)かなり興味をいただいています」
〈Q新潟が航空の町にも〉
「十分あると思います。どんどんトキエアだけじゃなくて新潟の産業を含めてPRをしていきたいと思います」

新潟を羽ばたかせる新たな翼を担うまであと1カ月。

【トキエア 長谷川政樹 社長】
「新潟の会社で、当然新潟の皆さんから乗ってもらうことを第一の目標に作った会社なので、目標を持って、ちゃんとお客様にお応えできるように準備を進めて行きたいと思っています」