市民の申込時ログアウトされず…マイナポイントを誤って“別の市民”に付与 10か月以上経過も未だ解決せず

マイナポイントをめぐり、名古屋市で起きた申し込みでのミスが10か月以上経った現在も解決していないことがわかりました。

名古屋市によりますと、2022年7月、名東区役所で端末からマイナポイントを申し込んでいた市民がログアウトしないままその場を離れ、次に使った別の市民の決済サービスが誤って紐づけされる事案が起きました。

市民はその場で気付いてすぐに窓口に申し出ましたが、10か月以上経った現在も修正の処理が進まず、別の市民にマイナポイントが付与された状態のままだということです。

市によりますと、窓口業務を委託した業者から報告を受けたのは約1カ月後で、その後総務省に報告したものの、ポイントの返還や正しい登録について、現在も方法の目途が立っていないとしています。

マイナンバーカードをめぐっては別人の情報が登録されるなどのトラブルが全国で相次いでいて、総務省の早急な対策が求められています。