河野太郎氏、「モーニングショー」生出演…相次ぐ「マイナンバー」トラブルを謝罪…「不安になることが起きてしまって申し訳ないと思っています」

河野太郎デジタル相が1日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・午前8時)にスタジオ生出演した。
番組では、参院地方創生・デジタル特別委員会が5月31日に健康保険証を廃止してマイナンバーカードに統一するマイナンバー法など関連法改正案を与党などの賛成多数で可決し2日の本会議で成立する見通しとなったことを伝えた。
一方でスタジオではマイナンバーカードについて「マイナ保険証に別人の情報がひも付け」「マイナポイントを誤って別人に付与」「公金受け取り口座に誤って別人の情報を登録」「コンビニの証明書交付サービスで別人の住民票や戸籍謄本の写しが発行される」「登録を消したはずの古い印鑑証明書が誤って発行される」というトラブルが全国で相次いでいることを報じた。
国民から不安の声が出ていることを問われた河野氏は「いろいろ国民のみなさまが不安になることが起きてしまって、そこは大変申し訳ないと思っています」と謝罪した。
その上で「ただ、いずれの事案もマイナンバー制度、マイナンバーカードのシステムに起因した問題ではないことをまずご理解をいただきたいのと。マイナンバーカードでプライバシーが漏れてしまうんではないかという不安の声があるんですが、マイナンバーカードには医療の情報そのものが入っているわけでもありませんし、税や年金の情報が入っているわけではないんです。そこの誤解があるもんですから、まずそこはそうではない。マイナンバーカードを作ることで何かプライバシーが漏れることはないとお伝えをしておきたいと思います」と述べた。
さらにトラブルの中でコンビニ交付と印鑑証明をのぞき「人間がいろんな作業をやったところのエラーでした」とし「それを最初に報告があがってきた時に本来、デジタル庁がそれに対応するシステムの改修をやって食い止めることをやらなくてはいけなかったわけで、そこはデジタル庁の態勢、その他、しっかりできてなかったことは大変申し訳ない」と謝罪した。
続けて「そういうものを一つ一つこれから起こさないように。それからどうしても人間が間に入れば確率は少なくても人間はミスをしますんで、なるべくそこは人間をいれずにシステムでやれるようにこれからきっちりやっていかんと、と思っております」と述べた。
これに司会の羽鳥慎一アナウンサーから、トラブル発生が「時間をおいて河野さんまで上がってきた。河野さんまですぐ情報が上がってこなかったという報道がされてますが、その部分は?」と問われ「そこは申し開きのしようがありません。大変、申し訳なく思っております。そこは今、デジタル庁で上下の情報共有と左右の部署の情報共有をしっかりやらなくてはいけない」などと述べていた。