特別支援学校の教室不足と長時間通学の解消を図るため、愛知県が新たに2校を開設することになりました。
愛知県の大村知事は2日午前の会見で、2027年4月を目標に、県内に2校の新たな特別支援学校を開設する方針を明らかにしました。
2022年度末に閉校した豊田市の南山国際高校・中学校の跡地に知的障害の生徒が対象の、名古屋市の天白学校体育センターに車いすなど肢体不自由の生徒を対象にした学校の新設をそれぞれ予定しています。
2校の新設で、周辺の特別支援学校では懸念される教室不足が解消される見込みで、スクールバスの乗車時間も最大30分ほど短縮されることにつながるということです。
愛知県は、6月の補正予算案に基本設計費として2億2000万円余りを盛り込む方針です。