三重・志摩市の船長ら2人行方不明…夜の愛媛県沖で貨物船同士が衝突 うち1隻が1時間20分後に沈没

2日夜、愛媛県沖で貨物船同士が衝突して1隻が沈没し、三重県志摩市の船長ら2人が行方不明となっています。

海上保安部などによりますと、2日午後7時半過ぎ、「貨物船同士が衝突した」と連絡が入りました。

衝突したのは、船籍が三重県鳥羽市の「せいりゅう」716トンと、今治市の「幸栄丸」499トンで、せいりゅうは事故から1時間20分後に沈没しました。

せいりゅうの乗組員5人のうち3人は救助され、いずれも命に別条はありませんでしたが、船長の北井宗祐さん(63)と、一等航海士の渡辺侑樹さん(24)が行方不明となっています。

船長の北井さんは三重県志摩市に住んでいて、昔の仕事仲間は「高校卒業後から真珠の養殖で船に乗っていた。操縦はうまかったのではないか」と話しています。

幸栄丸は船の前方が大きく破損しましたが、乗組員4人は全員無事でした。

海上保安部は北井さんらの捜索を続けるとともに、事故の原因を調べています。

※画像は今治海上保安部提供