台風2号による大雨で、東海3県では川の水が住宅街に流れ込むなど、各地で影響が出ています。 各地で朝から激しい雨に見舞われた東海3県。強い風と横殴りの雨が通勤時間帯を直撃しました。
豊橋市民:「今日は本当は名古屋の栄の方まで行く予定だったんですけど、電車が遅れているし運休しそうだったので、ちょっとやめて豊橋で作業しながら」 豊橋市の梅田川では水かさが増し、橋げたに迫る勢いに。
豊橋市内では、午前中から2万世帯以上に避難指示が出されました。(リポート)「三重県伊勢市内の川です。こちら小さな川が流れているんですが、堤防を越えて田んぼの方に川の水が流れています」 三重県伊勢市では、矢田川の水が田んぼへ流れて、一面「湖」のような状態になりました。
(リポート)「こちらの住宅街、もう道路は完全に水が浸かってしまっています」 冠水した住宅街では、男性が高齢の女性を抱え、避難を手助けするような場面も見られました。
(リポート)「3年前に土砂崩れがあった斜面なのですが、周辺の住宅は家の前に板が置かれていて、土砂崩れがあっても対応できるように準備されています」
2020年7月の豪雨で、住宅に土砂が流れ込むなど大きな被害を受けた岐阜県下呂市の小坂町。住民:「3年前にここらへん全部流れちゃったので。作ったものを、ここに水が入らないように(置いている)。家の中に土砂災害にならないように祈っています」別の住民:「見回って危険な所とか水が入りそうな所に、率先して土のうを作って持っていったり」 大雨の影響は、観光地にも及びました。(リポート)「伊勢神宮のおはらい町のすぐ横を流れる五十鈴川です。大量の木々が流れていて、遊歩道にも水が溢れかえっています」
五十鈴川は茶色く濁り、川沿いの建物に迫る勢いに。いつもは観光客で賑わうおはらい町も、人影はまばら。
伊勢神宮近くの交差点では道路が冠水し、その中を車が慎重に進んでいました。
今後も雨が続く東海3県、引き続き警戒が必要です。