米大リーグ・エンゼルスのホームランパフォーマンスで話題となった「かぶと」を制作した鹿児島県薩摩川内市の甲冑(かっちゅう)メーカー「丸武産業」が2日から1か月限定で東京・渋谷区神宮前に大谷翔平モデルのかぶとの着用体験ができる店をオープンした。
丸武産業の田ノ上智隆代表取締役社長は「ホームランを打った時の定番のパフォーマンスになりつつあることと、鍬形(くわがた=かぶとの前にあるV字のようなかざり)が外れてしまったりなどの印象がある。鍬形は着脱式で取れるようになっているんですけど、綺麗にご使用いただいているのですごくありがたいなと思う」と話した。
またエンゼルスの選手に対し、かぶり方のアドバイスを問われた田ノ上氏は「浅くかぶるよりも目線に合わせてかぶった方がかっこよく見える」と自ら着用しながら手本を見せた。
大谷モデルのかぶとは真鍮(しんちゅう)や革、布などが使用され、重さは約2キロ弱で価格は33万円となっている。また大谷効果でかぶとに注目が集まってから同社には「大谷と同じ物ください!」と注文が殺到。田ノ上氏によると5年に1個売れるか売れないかという商品があるなか、大谷モデルは2か月で70個ほどが売れたという。