NEXCO中日本は23日、岐阜県多治見市の中央道上り線・深沢橋で行われている「床版(しょうばん)」の取り替え作業を公開しました。
クレーンで慎重に下ろす大きなコンクリート。道路の「床」と「床版」です。
床版は道路を走る車の重みや、冬場の凍結防止剤の影響などで徐々に劣化するといいます。放っておくと舗装がひび割れるなどして、大きな事故にもつながりかねません。
1967年に開通した中央道の床版も老朽化していることから、交通量が多く工事を見合わせてきた中津川=多治見間で現在、開通以来初となる大規模リニューアル工事が行われています。
深沢橋では5月に着工しました。切り取った床版を特注のクレーンのような機械で新しいものに入れ替えます。
中日本高速道路の担当者:
「渋滞対策として、通常の幅よりも狭いものを新たに開発しまして、使用しております」
前方不注意などで工事現場に突っ込む車が全国的に増えているため、規制する車線を最小限にできるよう、通常より小型の機械を開発したといいます。
中日本高速道路の担当者:
「引き続き、お客さまの安全と作業員の安全に留意して、工事を進めていきたいと思っております」
深沢橋での工事は12月まで続く見通しです。