西日本に発達した雨雲や雷雲 46都道府県に「雷注意報」発表 …の画像はこちら >>
きょう28日(水)の午前8時半現在、九州や中国地方で雷雲が発達しており、北陸や東北南部にも雨雲がかかっています。広い範囲に「雷注意報」が発表されており、全国的に雨雲や雷雲が発達しやすい状態です。雷による停電や非常に激しい雨による道路の冠水などに注意が必要です。
西から発達した雨雲や雷雲 広く「雷注意報」発表中
きょう28日(水)は、地上付近に暖かく湿った空気が流れ込んでいる中、上空に寒気を伴った気圧の谷が通過するため、西日本や東日本を中心に大気の状態が非常に不安定です。午前8時半現在、青森県以外の46都道府県に「雷注意報」が発表中です。すでに九州や中国地方で雷雲が発達しており、北陸や東北南部にも雨雲がかかっています。長崎県対馬市の厳原では、午前8時までの1時間に20ミリ以上のどしゃ降りの雨を観測したほか、島根県や福島県、山形県などでザーザー降りの雨となっている所があります。
局地的な非常に激しい雨や
夜にかけても日本海側を中心に雨雲がかかりやすいでしょう。また、気圧の谷の通過や気温の上昇に伴って、昼頃からは太平洋側でも雨雲や雷雲が発達しやすくなります。今、雨の降っていないエリア、日が差しているエリアも油断できません。夜にかけて急な激しい雨や落雷、竜巻などの突風、ひょうに注意が必要です。また、落雷により停電したり、局地的な非常に激しい雨により道路が冠水したりすることが考えられます。最新の気象情報や交通情報をこまめに確認するとよいでしょう。
雷雲が近づくサイン その時どうする?
外にいる時、雷雲が近づいているかどうか、誰にでも簡単にわかる方法があります。雷雲が近づくサインは3つ。「真っ黒い雲が近づく」「ゴロゴロと雷の音が聞こえる」「急に冷たい風が吹く」です。このような変化を感じたら、まもなく激しい雨が降ったり、雷が鳴ったりする恐れがありますので、すぐに安全な所へ避難してください。雷雲が近づく時、避難する場所は、近くのしっかりした建物や、車の中が良いでしょう。木の下での雨宿りは、木に落ちた雷が人に飛び移ることがあるので、危険です。万が一、周囲に避難する場所がない時は、両足をそろえて、頭を下げてしゃがみ、両手で耳をふさぎましょう。単独の雷雲による激しい現象は、30分から1時間程度で弱まることが多いです。スマホなどで雨雲レーダーをチェックするなど、最新の情報を確認しながら、安全な場所で雷雲が過ぎるのを待ちましょう。