北海道に台風7号接近 最大瞬間風速25メートル超 高知県では滝のような雨

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台風7号が接近している北海道では、風が強まっています。また台風から離れた四国を中心に断続的に発達した雨雲がかかり、局地的に非常に激しい雨。土砂災害に警戒を。
北海道の南西部 台風7号の強風域に

きょう17日午前9時現在、台風7号は小樽市の西北西約230キロを1時間におよそ30キロの速さで北北東へ進んでいます。北海道南西部の一部が、風速15メートル以上の強風域に入っています。最大瞬間風速は、北海道檜山地方の奥尻空港で27.8メートル(午前4時41分)、後志地方の倶知安町では23.3メートル(午前6時36分)と風に向かって歩けないほどの風が吹きました。台風7号は、今夜には温帯低気圧に変わる見込みですが、北海道の日本海側では暴風に警戒するとともに、高波に十分ご注意ください。台風7号の進路によっては、大しけとなるおそれがあります。また、これまでに降った雨で地盤の緩んでいる所があるため、土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に注意が必要です。
四国を中心に発達した雨雲

台風から離れた所では、暖かく湿った空気が流れ込む影響で、四国を中心に断続的に雨脚が強まっています。1時間降水量は、鹿児島県十島村平島では60.5ミリ(午前9時まで)、高知県黒潮町佐賀で52.0ミリ(午前8時まで)と、「非常に激しい雨」。高知県香美市の繁藤で43.0ミリ(午前1時3分まで)、和歌山県湯浅町で42.0ミリ(午前6時37分まで)の「激しい雨」を観測しました。きょう17日は、九州から東海では雨が降りやすく、晴れ間の出る関東甲信や北陸、東北でも局地的に「激しい雨」が降るでしょう。予想降水量(多い所)は、あす18日午前6時までの24時間で、北海道では60ミリ、東海で100ミリ、四国で250ミリ、中国地方で80ミリとなっています。
土砂災害の前兆

台風7号による被害が大きかった鳥取県や岡山県をはじめ、四国や中国から東海では土砂災害の危険度が高まっている地域があります。崖や地面にひび割れができる、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえる。土のにおいがする、井戸や川の水・湧き水が濁るなど、土砂災害の前兆があれば、すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。