1年間で孫のために使ったお金、平均金額は?

ソニー生命保険は、今年で11回目となる「シニアの生活意識調査~シニアの孫消費~」の結果を9月7日に発表した。調査は2023年7月27日~28日の期間、全国のシニア(50歳~79歳)の男女1,000名を対象に行われた。

はじめに、孫がいるシニア(314名)に、この1年間で孫のためにどのようなことにお金を使ったか聞いたところ、1位は66.2%が回答した「おこづかい・お年玉・お祝い金」だった。次いで、2位には「一緒に外食」(49.7%)、3位「衣類などファッション用品」(33.4%)、4位「おもちゃ・ゲーム」(32.8%)、5位「本・絵本」(23.9%)が続いた。

昨年の調査結果と比較すると、「一緒に外食」は2022年43.5%から2023年49.7%と6.2ポイント上昇し、「一緒に旅行・レジャー」は2022年19.2%から2023年22.6%と3.4ポイント上昇したことがわかった。

また、この1年間で孫のための出費をしたシニア(284名)に、孫のために使った金額を聞いたところ、「5万円~10万円未満」(27.5%)に回答が集まったほか、「3万円~5万円未満」(18.0%)や「10万円~20万円未満」(14.1%)にも回答がみられ、平均額は108,134円となった。

昨年の調査結果と比較すると、平均額は2022年119,413円から2023年108,134円と、11,279円減少。物価上昇が続き、節約意識が高まっているためか、孫消費は縮小傾向にあることがわかった。

さらに、今後孫とどのようなことをしたいと思うか尋ねると、1位は55.1%が「外食」と回答。次いで、2位「会話」(43.0%)、3位「旅行」(42.4%)、4位「公園で遊ぶ」(32.5%)、5位「散歩」(29.6%)と続いた。

男女別にみると、「公園で遊ぶ」(男性37.7%、女性28.4%)は、女性と比べて男性の方が9.3ポイント高い結果に。一方で「会話」は男性が29.7%、女性が53.4%となり、男性と比べて女性の方が23.7ポイント高かった。

女性シニアは、男性シニアに比べて孫とコミュニケーションを取りたいと思う人が圧倒的に多いようで「メッセージアプリ(LINE)でのやりとり」についても男性12.3%、女性24.4%と、男性と比べて女性の方が12.1ポイント高い結果となった。