(夏目みな美キャスター)コロナ禍で日常生活に定着した「アルコール消毒液」ですが、油断すると命を脅かす危険もあります。消毒用アルコールを使う際の注意点を改めて確認しましょう。
(柳沢彩美アナウンサー)消防法では、重量の比率で見たアルコール濃度が60%以上のものが「危険物」に該当します。消毒の効果があると言われているのは、60%以上とされているので、市販品の大半が該当するということになるんです。
引火すると「アルコール消毒液はガソリンと同じくらい危険」 火…の画像はこちら >>
【取り扱いの注意点】・引火しやすいので火気の近くで使用しない・アルコールは気化しやすく、気化した場合は空気よりも重く低いところにとどまるため、詰め替える際は換気を・熱せられて可燃性の蒸気が発生するので、保管する際は、直射日光や高温を避ける
コロナ禍で日常生活に定着したものなんですけれども、改めて危険性を認識しないといけません。
(大石邦彦アンカーマン)我々の日常生活に欠かせないものになってから、3年半近くなるわけなんですが、普段の行動に潜む危険があります。
CBC
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名古屋市消防局が行った実験を見てみると、コンロの近くにアルコール消毒した後の手を近づけると、燃え移ってしまう恐れがあることがわかります。
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ほかにも、デスクの上を掃除している際に間違ってコンセントの中にアルコールが入ってしまった場合にプラグを差し込むと、「トラッキング現象」で炎が出てしまう恐れもあるということなんですよね。名古屋工業大学の齋藤勝裕名誉教授に聞きました。
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この消毒液は、「ガソリンと同じくらい危険なものだと考えてください」ということです。「手指消毒での引火の可能性は、可燃性のガスが蒸発するため低い。アルコール消毒液が袖口についてしまうと、ずっと濡れているような状態で、そこから可燃性のガスが発生。そうすると引火のリスクは高まってしまう」ということなんです。年末年始は、どのようなシーンで気をつけなければいけないか。
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手指消毒をした後は、クリスマスケーキに火をつける時や鍋物の近く、タバコを吸う際に、そしてコンセント周りを触る大掃除の時に気をつけてください。
(夏目キャスター)アルコール消毒液は、感染症への対策として非常に有効なので、正しい使い方で活用しましょう。