新潟市で22日、県内の消防の救助隊員などが集まり、エレベーターの中に人が閉じ込められたことを想定した救助訓練が行われました。
新潟市北区の新潟競馬場で行われたエレベーターの閉じ込め事故の救助訓練。県内の15の消防本部から31人の隊員が参加しました。
事故が発生した際、基本的にはエレベーターの管理業者などが対応しますが、今回の訓練は大規模災害時に消防が対応できるよう行われました。
訓練はエレベーターが停電や地震で停止し、中に人が閉じ込められた想定で実施。扉のロックの外し方から救助までの流れを確認しました。
エレベーターが止まる位置によっては転落による二次災害の恐れがあるとして注意が呼びかけられました。
【参加した消防隊員】
「普段エレベーターの事故に関わることが無いので、この知識を帰って共有して実際事故があった時には対応できるように訓練出来ればと思う」
【エレベーターメンテナンス業者】
「(マンションの管理人などに)救助の方法を教えていない場合もあるので無理はせずメンテナンス会社が来るのを待機してもらうのが最善」
エレベーターに閉じ込められた際には自分で開けようとせず非常ボタンを押すなどして救助を待つことが重要です。