難関の税理士試験に22歳で合格 「果敢に挑戦して顧客の力になりたい」 那覇日経ビジネス卒業生の砂邊さん

専門学校那覇日経ビジネス(川畑三矢校長)キャリアビジネス科卒業生の砂邊大輝さん(那覇西高出身)が11月、難関の税理士試験に合格した。22歳の若さで一つの目標を達成。「税理士の枠にとらわれず、果敢に挑戦したい。一つ一つの仕事を丁寧にやって、顧客の力になりたい」と意欲を新たにしている。 日経教育グループでは沖縄経済を引っ張る財務管理者などの人材の育成・輩出を目的に2011年、キャリアビジネス科卒業生を対象に「税理士講座奨学生制度」を創設し、支援している。これまで同制度を活用し、3人が税理士試験に合格。4人目となった砂邊さんは最年少合格者となった。 高校時代は数学が得意だった。進路に悩んだ高3の時、母親に相談していると税理士に憧れを抱くようになり、同校への進学を決めた。普通高出身のため、簿記の学びも一から。それでも目標に向けてひたすら勉強した。 税理士は、会計学に属する2科目と税法に関する3科目の合計5科目をクリアすると合格となる。砂邊さんは2年で「簿記論」「財務諸表論」に合格した後、奨学生制度の対象者に認定された。卒業後は日経教育グループのTAC沖縄校で学び続け、昨年8月に「法人税法」、今年8月に「消費税法」「相続税法」をパスした。 11月末に合格の知らせを受け、「うれしさより安心感の方が強かった」という。「日経に入って、先生や同級生らに恵まれたことでスイッチが入った。後輩も頑張ってほしい。沖縄全体を良くするような仕事をしたい」と力強く語った。 砂邊さんを指導した伊波千恵美さんは「入学した時はコロナ禍で困難な環境の中、よく頑張っていた。顧客に寄り添える税理士になることを期待している。後輩の励みにもなる」と快挙を喜んだ。(社会部・新垣亮)難関の税理士試験に22歳で合格 「果敢に挑戦して顧客の力にな…の画像はこちら >>