沖縄県花卉(かき)園芸農業協同組合(太陽の花、前川亮一組合長)の初荷式が3日午前、浦添市伊奈武瀬の同組合本所で開かれた。5日の初競りに合わせ、県内外約70市場にキク類など2千ケース(約40万本)を出荷する。羽田空港で2日に起きた航空機事故による輸送への影響は現時点でなく、通常通り発送するという。 生産者や流通業者など約100人が見守る中、大型トラック8台が沖縄本島中北部の各センターへ集荷に出発した。 昨年12月の出荷数量(速報値)は、前年同月比7%減の2682万本、販売金額(同)は6%減の11億2200万円となった。台風6号の影響や労働力不足により生産量が減少した。 前川組合長は「競り相場が厳しい中、定期注文の単価アップに取り組み、平均単価は例年並みを維持できた。今年も花の消費拡大に生産団体として精力的に関わっていきたい」と抱負を述べた。 キク類は羽田空港や関西国際空港、福岡空港などに向けて航空輸送する。沖縄県内外70市場へキク出荷 浦添市で初荷式の画像はこちら >>