家のすぐ近くが発生源に? 意外と気付かない蚊の住処に「すぐ片付ける」「知らなかった!」

蚊の多くなるこの季節。特に、山や川など草木の多い場所へ出かける時に、万全の対策で出かける人も多いのではないでしょうか。しかし、実は身近な場所が、気付かずに蚊の発生源となっていることもあるのです。
そんな身近な蚊の発生源として、目黒区役所がウェブサイトで指摘しているのが「水たまり」。水たまりがあるとそこに蚊が卵を産み、周囲に蚊が増えてしまうのです。
ではどんな場所が水たまりになりやすいのでしょう。実は意外なものが蚊の発生源になっていました。
同サイトによると、「水が溜まりやすい場所」が蚊の発生源となり得るとのこと。
例えば、バケツなど水のたまった容器はもちろんのこと、古タイヤやポイ捨てされた空き缶、空き瓶などは要注意です。また、雨よけシートや外に出したままになっている子どもの遊具(砂場セットなど)も、水が溜まりやすいのだとか。
そのほか、庭の植木鉢の受け皿やジョウロ、側溝や雨どいの詰まりなどにも蚊が発生しやすいため、最近お家や庭の管理が行き届いていないかもと思う人も気を付けましょう。
子供の遊具は子供が遊んだ後に外に放置しておくと、雨で水が溜まってしまい、蚊が発生した後、子供が再び遊ぶことになってしまうので要注意です。
これらの具体的な発生源に対する基本的な対策は、とにかく「水たまりをなくす」こと。
空き缶や空き瓶などは処分し、すぐに処分できない古タイヤは、切り込みを入れるなどで水が溜まらないように工夫しましょう。この時、ケガには気を付けてください。
また、バケツやジョウロなど、外に置いておく物は逆さまにし、水が溜まらないようにしましょう。植木鉢の受け皿も失くしてしまったほうがいいです。水の汲み置きをしないのがベストですが、必要な場合は1週間以内でこまめに水を入れ替え、容器を洗います。
雨よけシートをかぶせた場所は、排水をよくすること、さらに水の溜まる窪みを作らないようにすることが大切。子供の遊具は屋内、雨のあたらない場所に片付けましょう。
また、側溝や雨どいは水が溜まらないよう、詰まりを清掃します。ただし、梯子を使った雨どいの掃除は転落事故も多く発生しているため、掃除の際は2人以上で行うこと、無理をせず清掃業者に依頼することもおすすめします。
これらの対策を実行することで、身近な場所から蚊の発生を抑えることができます。快適な夏を過ごすために、対策を講じてみてはいかがでしょうか。
[文・構成/grape編集部]