沖合では“ジェット機”並みの速さに…津波警報が発表された時に”まずとるべき行動”「津波は何度も襲う」

今回の地震で県内で津波の被害も確認されました。津波が予想される際にどのような行動をとればいいのか、ポイントをまとめました。

まず気象庁は地震によって津波が予想される時、その高さに応じて津波注意報・警報、大津波警報を発表します。

このとき予想される津波の高さの幅が広く、また予想よりも高くなる場合もあることに注意が必要です。そして、これらは地震の発生から約3分を目標に発表されます。

今回も最大震度7の揺れから2分後に県内などに警報が発表されましたが、石川県の輪島港では発生直後に、県内でも約20分後に第1波が到達しました。

津波は沖合では「ジェット機並み」の速さになる場合があると言われています。

大きな揺れが起きたら、まずは津波を疑い、海岸を離れ、高台などを目指すことが大切です。そして、警報が発令された場合は、可能な限りより高い場所を目指すこと。

沿岸部や川沿いにいる人はただちに高台や避難ビルなど安全な場所へ避難してください。避難の難しい場合は近くにある頑丈な建物、できれば3階以上に上ってください。

また、津波は何度でも襲ってきます。今回の地震でも柏崎市では第1波から5分後に最大波が、石川県では第1波から2時間以上経って最大波を観測したところもありました。

警報などが解除されるまでは安全な場所にとどまってください。この機会に地域のハザードマップを確認するほか、家族と話しあうなどして、緊急時にとるべき行動を確認しておきましょう。