外出の際に多くの標識を目にするが、「標識の内容を見てギョッとした」という経験のある人は少ないだろう。しかしX上では、あまりに「予想外な数値」の表記された標識が、人々に大きな衝撃を与えていたのだ。
【関連記事】日本一強気な道路標識、その内容に目を疑う… 想定外すぎる「4文字」が話題に
今回注目したいのはXユーザー・うみさんの投稿したポストで、こちらの投稿には「合法的に130km/h出せる道路見つけた」と綴られている。
一般道の(最高)法定速度は60km/hであり倍以上も違う上、高速道路ですら法定速度は100km/h。思わず、何かの見間違えでは…と疑ってしまったが、ポストに添えられた画像を見て衝撃走る。
日本一強気な速度標識、その数値にギョッとした… 「高速道路よ…の画像はこちら >>
なんと、そこには確かに「130」と表示された速度制限標識が確認できたのだ。
関連記事:日本一意味不明な標識、その正体が予想外すぎる… 地元民も「知らなかった」と驚き
思わず目を疑う光景は人々に衝撃を与えており、件のポストは投稿から数日で1,000件以上ものリポストを記録するほど。
他のXユーザーからは「これマジですか?」「高速よりスピード出せるのか…」「スピード狂の血が騒ぐ」「日本のアウトバーンか」など、驚きの声が多数寄せられていた。
そこで今回は、こちらの標識の詳細について関係各所に尋ねてみることに…。
関連記事:一見普通の案内標識、意味が分かるとゾッとした… 「絶望の75km」にドライバー戦慄
ポスト投稿主・うみさんは、件の写真を静岡県浜松市内で撮影したと振り返る。
当時の様子については「河川敷道路を北上中、工場の敷地のような場所に標識が設置されているのが見えました。最初はよく見る、ありふれた標識だろうと気にも留めなかったのですが…よく目を凝らすと『130』と表記されているのに気がつきました」「何かの冗談ではと思いつつ、興味を惹かれて撮影したのが、今回の写真になります」と、説明してくれた。
続いては、件の標識を管理する「本田技研工業株式会社」に話を聞いてみたところ、「ご投稿にある、標識の設置されている施設については当社施設(天竜テストコース)でございます。申し訳ございませんが、施設および用途の詳細についてはお答えできません」との回答が得られたのだった。
言うまでもなく一般道で「130km/h」の速度を出す行為は非常に危険なので、世のドライバーは法定速度を遵守し、安全運転を心がけてほしい。
関連記事:日本一グロテスクな標識、その内容に目を疑うが… じつは「日本一優しい標識」と判明
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力と機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。